おやじから一言 8月
2024.09.07
伊藤です。「おやじから一言」をバタバタと書いて生徒に配って安心しており、ここにアップするのをすっかり忘れておりました。
中学生活最後の夏休みはどうだったでしょうか?パーフェクトマスターのアンケートで「すべて進研学習会にお任せします」に〇を付けた人たちはけっこうキツイ夏休みだったと思いますな。この夏休みにサボった人たちとマジメにやった人たちは当然のことながら差が生まれる。それはすぐに表れるものではなく、これからジワジワと出てくるのよ。サボったからといってすぐに下がるわけではない、2ヶ月くらい経ってからジワジワ、、、。頑張ったからといってすぐに上がるわけではない。頑張ることを2ヶ月位続けると少しづつ「分かった」「コレ、わかるぞ」が増えてくるものだ。勉強は筋トレやダイエットと一緒ですぐには効果が出てこないもの。腕立て、腹筋を1週間やってその後3日、サボったらハイ元通り!これと一緒、やり続けることが大事なのだよ。勉強量が多かったり少なかったりするのは当然だが、続けることがとても大切なのだ。まあ、それでもスマホを見ている方が楽しいのでそっちを優先するというのであれば、それはそれで本人の選択なので仕方がないですな。突き放した言い方だが、スマホを見るのは楽しいということはすごくわかるよ。頭を使うことなくただ興味のあるものを見て「おもしれーなー」
「つまんねーな―」と思うだけ。そりゃ、簡単でラクだ。スマホは使い方ひとつでいろいろなことが調べられ、超便利なものだが、自分が笑えるものだけを浅く広く見ていると本当にアホになる。まあ、そういう連中は自分がアホになってもわからないのだろうけどね。自分でスマホのルールを作ってきちんと自己管理してほしいもんだ。スマホに振り回されるなよ。
集団ゼミの人たちは今までの人生の中で最も勉強した夏休みだったのではないだろうか。まあ、少なくとも今までの夏休みでは経験したことがないくらい、勉強面でなんだかんだ指示された1ヶ月だったとことは間違いないはずだ。数学の計算プリントの最終合格の締め切りは8月10日です。それに間に合わなかったら、サザエさんシリーズに突入です!なんて脅されたり((笑))。英語の和訳は毎回出されましたな。あれもけっこう大変だよね。まあ、いろいろとキミらに指示したが、それもこれも模試での合格率アップのためのものだったんじゃ。しっかりと受け止めて、計算力・和訳単語力を身につけておくれよ。
夏期講習お盆前終了日である8月10日に行なわれた新みやぎ模試の結果が届きました。前回7月は県平均点より塾平均点が5点だけ高い、というかなり不満のある結果でした。何とか今回は会員平均SS(偏差値)で53は欲しいと思っていた。SS53というと県平均点より24~27点アップということだ。さて、どうなったのでしょうか。その前に7月模試の結果を振りかえろう。
●新みやぎ模試 7月度 上段:受験者平均点 中段:塾生平均点 下段:塾生平均偏差値
国 | 数 | 英 | 社 | 理 | 計 | |
全体 | 60 | 44 | 49 | 59 | 44 | 256 |
塾 | 56 | 46 | 55 | 60 | 45 | 261 |
SS | 47 | 51 | 53 | 50 | 50 | 51 |
そうそう、こんな感じでした。悪かったよねー。さてさて今回は…
●新みやぎ模試 8月度
国 | 数 | 英 | 社 | 理 | 計 | |
全体 | 52 | 54 | 48 | 58 | 46 | 258 |
塾 | 49 | 59 | 54 | 60 | 48 | 269 |
SS | 48 | 52 | 52 | 51 | 51 | 51 |
県平均+11点ですね。7月とあまり変わっていませんな。やはりあと7、8点は欲しかったですな。
7月と8月の両方を受験した者たちについて成績の変化をまとめた。7月と比べてSS(偏差値)が2以上アップした者は「上昇」、±1以内ならば「横ばい」、2以上ダウンの場合は「下降」とする。
上昇32%,横ばい34%,下降34%。
いやー、ほぼ同じですな。ほぼ3分の1ずつに分かれましたな。
しかし、横ばいと下降を合わせると68%ですかー。こりゃ多いね。今回は夏期講習中の模試ということもあり、キミらからすると「けっこう勉強したのになー、もうちょっと取れると思っていたんだけどなー。」と思うかもしれんが、他の中3生も同じように頑張っているのでそう簡単には上がらんぞ。やり続けないと下がるだけ。君たちは夏期講習でそれなりに頑張ったことは認めるが、この模試の実施日は8月10日で夏期講習が始まって20日しかたっていない。たかがその期間をがんばっても、すぐにはイメージした通りの結果は出てこないのは当たり前。勉強もスポーツも頑張った分の10%分くらいしか結果がついてこないものだ。やり続けなきゃいけないんだな。今の時期だったらそうだなー、一概には言えんが平日2.5時間、土日4時間以上やれば、必ず結果は上向いてくる。まあ、ナンバースクールが志望校ならば平日でプラス0.5~1時間というところかな。まあ、勉強は量×質なので単純に何時間とは言えないが参考にしてくれ。
7月模試と比べてSS(偏差値)が4以上アップした者たち。
生徒名(中学) | 7月 | 8月 | SS |
AAAA(台) | 45 | 52 | +7 |
BBBB(東) | 43 | 48 | +5 |
CCCC(台) | 59 | 63 | +4 |
DDDD(南) | 55 | 59 | +4 |
EEEE(台) | 55 | 59 | +4 |
(いやー、AAのSS7アップはスゴイね。なかなか1ヶ月で7アップは出ないね。次回9月で何とか下がらずにSS1でも良いから上げてほしいね。他のみなさんも1ヶ月でSS4アップはなかなかですぞ。次回もさらに上げるよう、ガッチリお勉強してくだされ。
以上5名はご褒美としてアイス券をプレゼントだ。欲しい者は9月8日までに伊藤まで来てね。「あの程度の偏差値アップでアイスをもらうのは、申しわけないので辞退します。」という人の分のアイスは恵まれないおじさんたちで分けるとします。
時期的には期末試験が近づいているな。文化祭もあるし結構忙しいね。だけど、キミらは受験生なのだから、期末の勉強も模試の勉強も文化祭もすべてやらねばならんのだ。大変だとは思うが、これが受験生なのである。そうそう、私立の説明会には積極的に参加してくれよ。説明会でなくとも、オープンキャンパスでも文化祭でも良い。自分が受験するかもしれない高校には実際に行って雰囲気を肌で感じてきてほしいのだ。私立の説明会は各高校のホームページを見てもらえばわかるが、そんなに何回も行われるものではない。自分の予定もあるだろうが、説明会、オープンキャンパスを優先してほしい。市内の私立高校は14校、各高校には複数のコース・学科がある。入試の区分でいうと全部で55個のコース・学科があるのだ。スライド合格がある学校、公立高校を受験できる奨学生入試がある学校、宗教の有無、系列の大学の有無などなど、キミたちからするとどこも似たようなイメージしかないかもしれないが、私立はものすごーく特長があるのよ。だから、自分に合う学校を選ばなければならんのだ。まあ、数時間だけの説明会で何がわかる?と言われれば確かにそうなのだが、その学校に行って話を聞いたり、その学校の設備や先輩たちの様子を見ておくことはとても意味のあることだと思っている。11月になって私立は全然考えていません、オープンキャンパスも行っていません!自分が通うかもしれない高校なんだから、しっかり考えて決めてくれよ。
「どうすれば、点数上がるんですか?」このセリフはたびたび聞く。
口に出すか出さないかは別として、誰もが知りたいことですな。
まず、初めに言っておくが全くトレーニングを積んでいないやつが「コーチ、私100mを15秒で走りたいんです!」と言ってこられても、「おまえ練習してねーだろ、ぜってー無理だ。」と言われておしまいだな。そうでないのであれば、教えましょう。成績の良いヤツのマネをする。これが1番である。クラスの成績の良い人と自分の違いを知るところからスタートだ。ただ、マネできるところとできないところがあるのも事実だ。まずは成績の良いヤツの特長を挙げてみよう。
成績の良いヤツは…①模試や学校の定期テストの復習をしている。しかもかなり早い時期。②学校の授業で知らないところは集中して、その場で頭に入れ、知っているところは適当にながしている。③いろいろなことに興味を持っていて、その仕組みがわかると、「なーるほど」と納得し、その場でインプット完了!となる。④基礎学力が身についているので、一から勉強をし直す必要がない。だから、時間的に短くて済む。③④は難しいな。②の授業中に知らないところは集中して、なるべくその場で頭に入れる。
というのは努力すればこれに近いことはマネできるな。①のテストの復習だが、これはヤル気さえあればできるな。あの宮城が生んだ天才作家の佐藤元気さんも「復習しない者に栄冠はない。くたばるだけだ。」と著書の中で言っている。復習をすると自分でも信じられないミスが見つかるかもしれない。すっかり思い込んでいたものが実は間違っているかもしれないのだ。
「先生、テストの見直しをしたんですが、これって当たりですよね。解答も『太閤検地』ですよ。」「おまえアホか、太閤が大閣になってるよ」きっと、この会話で二度と間違うことはないだろう。もし、模試の見直しをしていなかったら、しばらくは気づかなかったろうな。見直しをすることによって得るものは大きいぞ。120分間、漢字や英単語、熟語、ワークブックをやるよりも模試の復習はかなりの効果が得られる。これは間違いない。全部の復習をしようと思うから「重く」なる。そう考えるのではなく、ミスの半分を復習するだけで十分である。例えば、320点の人は180点分が間違っているのだが、その半分である90点分をしっかり復習するだけで良いと思う。そう考えれば、この問題は私には難しいからパスしようっと、というのも有りである。まずはもう一度8月模試の問題を開こう。アタマの良い奴のマネを少しでもしよう。それが成績を上げる近道だ。
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